読書日記その106 「新潟のおせんべい屋さんが東京の女子中学生にヒット商品づくりを頼んだらとんでもないことが起こった!?」

「新潟のおせんべい屋さんが東京の女子中学生にヒット
商品づくりを頼んだらとんでもないことが起こった!?」
ROCKGIRLS+澤本嘉光 著
おせんべい屋さんというのは職人が手焼きしてるようなお店か
と思ったら岩塚製菓さんでした。
その岩塚製菓のヒット商品「ふわっと」と東京の女子中学生の
コラボの進行を綴った実話の本です。
コラボ商品は4つ販売されたようですが、ボク個人的には第3
弾の「乙女ふわっと」(ハニーアップル味シナモンパウダー付)
がいかにも女子中学生コラボって感じで興味をもちました。
(味はわかりませんが.....)
サブタイトルの「乙女たちよ、振るがいい」はとてもおもしろ
いと思います。
(シナモンパウダーを袋の中に開けてそしてシャカシャカと振って食べるそうです)
また「ふわっと」の開発時のエピソードで、この「ふわっと」
というネーミングが役員会で一度却下されたのですが、そして
でてきたのが「ふんわり揚げ」という平凡なネーミング。
しかしウチの商品を見渡すとどちらかというと「ふんわり揚げ」
のような平凡なネーミングばかりなので、もっとデザインされた
ネーミングも考えないといけないかなと思いました。
まあ平凡は平凡なりにわかりやすいという利点はありますが...
「美味しければ黙ってても売れる」という職人にありがちな
思いこみを覆してくれる一冊でした。
タイトルのとんでもないことが起こった!?というのは大袈裟
な気がしますが、内容がマーケティングのお話なのでこの本の
表紙やタイトルも売れるように考えて作られてます。
そしてまんまと出版社の戦術にかかるボク.......
