映画日記その28 「サラの鍵」

「サラの鍵」
昨年「黄色い星の子供たち」に大感動したボクとしては
この映画は見逃せません!
舞台はまったく同じナチス占領下のパリで行われたユダ
ヤ人迫害、ヴェルディヴ事件を題材にしてます。
レビューでもこの2作品を比較してるのが多いのですが、
ボク個人的には「黄色い星の子供たち」の方がとても感
傷的に観れました。
「サラの鍵」は現在のシーンと事件の起きた過去のシーン
が頻繁に行ったり来たりするので、過去の悲惨な出来事
のシーンで気持ちが入り込んでも、いきなりシーンが現在
に戻るとちょっと気持ちが覚めてしまう感があってちょっ
と残念でした。まったく個人的な意見ですが.....
しかし2作品とも戦争の悲惨さ、人間の愚かさが十分に
描かれていてとても良い作品だと思います。
「黄色い星の子供たち」でも言いましたが、現在では
正義とされているものも、時代が変わると悪になること
があります。原発問題は今の時代では必要とされてますが
、次の時代では原発は人間の作りだした愚かな遺産となっ
ているかもしれません。っていうか、そうであってほしい
ものです。