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読書日記その48 「なでしこ力」

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     「なでしこ力」 佐々木則夫 著

女性組織をつくり動かしていくには、やはり成功者の
なでしこジャパン佐々木監督から学ぶのが一番です。

やはり佐々木監督も著書で言ってますが、共感する心
が女性の一番の特徴であり、これは男性にはあまりな
い感性だと思います。

以前も言いましたが、この共感する感性を活かして女性
組織をつくりたいと思います。




仲間をおもいやり共感する心は女性に強く備わっている
と感じる。それは男性が想像している以上に女性にとっ
て重要である。

「無理と言うな。俺の言うことを聞け」と命令する態度
では監督失格。

なでしこジャパンのひたむきさの源は「私にはできる」
と、自分を信じる心だ。

信頼しあえる仲間の存在を心で確かめてこそ女性は迷い
なく自分の全てを発揮できる。

女性は共感を非常に大事にしている。なでしこジャパン
は誰一人欠けてはならないと全員が思うほど絆の深い
集団。

男性は力の限界まで出し尽くそうとしたら本当に限界ま
で力を振り絞れる。女性はある種の生命維持装置が本
能的に備わっているため、本人の意識は限界まで頑張っ
ているつもりでも、無意識の部分で身体にストップを
かけている。

男性は動けなくなった時点で本当に体力が尽きるが、
女性は動けなくなって練習をやめると、すぐにペチャク
チャおしゃべりはするし、「あら、窓が開いてる」と
体育館のカーテンを閉めに行ったりする。

女性は無意識に力を制御してしまうため、男性側の感覚
を押し付けて「手を抜いてるだろう」などと口にしては
いけない。

女性は女性同士でいる時、話題を合わせたり、行動を
合わせたりして「私たちは一緒だよ」という気持ちを
確かめ合うことでコミュニケーションを進める。
しかしこれでは友達はできてもチームワークは育たない。
一つの目標に向かってメンバーごとに役割分担しあう
ように教える。

「あれはいいサッカーだからお前たちも同じようにやれ」
という感覚で選手に接するのは監督のエゴ。

成功の反対は失敗ではなく「やらないこと」

できない選手の、できないことを指摘してばかりでは
選手やチーム全体の力は成長しない。

プレー中のミスは叱られたから減るものではない。大好き
なサッカーを「もっとうまくなりたい」と思って努力する
からミスは減る。

選手のモチベーションが下がっていたときに「期待してる
からな」と言っても効果はない。息抜きをするなどして
余分な力を抜いてあげることが必要。

平常心を失いがちな場合こそ笑うことで頭をクールダウン
させることができる。

「歩歩是道場(ほほこれどうじょう)」
禅の言葉で「心掛け一つでどんな場所も自分を高める道場
になる」という意。

女性を指揮するとなれば、女性の心や体や脳のことを本や
専門家に会って勉強する。失敗したとしても、失敗の中か
ら新しいことを学んでいく。

選手に対して心を開き、自分を変える。



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