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読書日記その301  「日本人のためのピケティ入門」




    「日本人のためのピケティ入門」 池田信夫 著

今、流行りのピケティです(^^)

「21世紀の資本」は経済学など勉強してないボクにとっては難しいので、関連本の中で一番薄くて一番安いものを購入(^^)

といって本書を読んで全部理解できるかというとそうでもないのがボクの頭の悪さです…(-_-;)




資本収益率(r)が国民所得の成長率(g)を上回っているため、資本家と労働者との間に格差が生まれる。

     r>g

簡単に言うと経済成長の終えた先進国の資本主義は、お金持ちはどんどんお金持ちになっていき一般労働者との間の格差がどんどん開いていくということ。

何故なら資本を持ってることにより得られるお金(資本所得)と労働によって得られるお金(労働所得)とでは、前者の方が大きいからです。

ただ本書の著者は日本の場合、日本の格差とピケティの言う格差とは性格が違うと述べてます。

日本の資本家と労働者との格差はヨーロッパ各国と比べるとさほど拡がってはなく
日本の場合は正社員と非正社員の格差が問題と指摘します。

テクノロジーの変化によってホワイトカラーの事務労働がコンピューターに代替され非正社員でもできるようになったり、機械化によってプロフェッショナルの仕事が非正社員でもできるようになり賃金が下がる。

またグローバル化によって製造の拠点を海外に移して国内は短期雇用が増える。

よって知識労働者と単純労働者との格差、正社員と非正社員の格差が生まれるといいます。

その対策としてピケティは
「若者の低所得者の税率を下げ、高所得者の税率を上げるべき」
と述べてます。

著者は日本の場合は性格が違うとして本書では具体的な対策を述べてませんが
(ピケティの解説本なので当たり前ですが…)
ネットなどでは持論を展開してるようですネ。

この薄い本書でもその他いろいろ述べられてるので、いちケーキ屋の店主にとっては経済を考える切っ掛けになり十分勉強になりますネ(^^)



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