読書日記その279 「クロネコヤマト感動する企業の秘密」

「クロネコヤマト感動する企業の秘密」 石島洋一 著
会計士でありヤマトの研修講師でもある石島洋一氏の著書。
「世のため、人のため」
普段から社員はお客様の役に立つことを考え行動することを指示されているそうです。
このように会社の方針を明確にし、そして会社が社員に向けて唱え続けることがいかに大事かを改めて感じます。
今でこそセールスドライバーとしてお客様志向で物事を考えるようになったそうですが、宅急便がスタートした直後は荒くれ者の運送屋たちが、無理、できないを連呼していたようです。
しかし常識からしてそんなの無理というこの「常識」を「できないこと」の理由にしてしまうのではなく、 何とかできないかと一人ひとりが考え行動したことが、改善の努力を惜しまない企業風土を生んだのだと感じました。
ヤマトは中途採用の人達が多いそうです。
中途採用者を不利に扱うことなくさらに人を育て上げ、「やらされ感」から「やりたい感」、「やりたい感」から「任せろ感」へと自ら行動していく組織作りを目指しているそうです。
「世のため、人のため」
「サービスが先、利益は後」
このような理想を掲げ粘り強く取り組む企業風土は、故小倉昌男氏の
「お客様が喜んでくれるものは必ず成功する」
という信念が生んだ賜物なんだと感じました。
そして本書を読んでたら、何だかクロネコヤマトに転職したくなりました…ははは(;゜∀゜)