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読書日記その278  「翔ぶが如く 6」



    「翔ぶが如く 6」 司馬遼太郎 著

6は萩の前原一誠と肥後の神風連。

新政府への不平不満が全国に充満していきます。
全国の不平士族は薩摩の西郷隆盛とその私学校が起ち上がることを望み、西郷が起ち上がれば自分たちも蜂起しようと考えます。

日本中が一触即発の重苦しい雰囲気に包まれます。

徳川幕府が倒れて9年ほどで今度はその新政府を倒そうとする動きが活発化するのは、いかにこの時代が混乱の渦中だったか。

さらに西郷が薩摩へ下野した途端にジリジリと重苦しい雰囲気が拡がっていくことを見ると西郷隆盛という人物の人望はどれほどのものだったか。

新政府は版籍奉還、廃藩置県、廃刀令と大改革を遂行するなか、時代変換を理解できない士族たちの最後の望みの象徴が薩摩であり西郷隆盛だったようです。

そして新政府として改革を遂行するのが同じ薩摩の大久保利通であり川路利良というのは本当に皮肉なものです。

川路利良は萩の前原一誠が西郷と繋がる前にあえて乱を起こさせ潰してしまおうと密偵を送ります。

この迅速さと緻密さは佐賀の乱での大久保利通の対応にも通じるものがあり、川路は大久保に負けず劣らずのなかなかの策略家であることを感じます。

そして新政府にとって不平士族の動きや薩摩の動きは放ってはおけない難題であったことがうかがえます。

そんな混沌とした中、とうとう肥後で神風連が暴発し、神風連の乱、秋月の乱、萩の乱、そして日本歴史上最後の内乱である西南戦争へと突入していきます。

歴史って実に面白い!



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