MERU ~メルー~
またまた素晴らしい映画に出逢えました!
難攻不落のヒマラヤ・メルー登頂に挑戦する3人のクライマーのドキュメンタリー映画です

ドキュメンタリー映画は映画でない!という方も多いので特にオススメというわけではないのですが、
ドキュメンタリー大大大好き!山岳映画大大大好き!
な、ボクとしては本作はとても良かった!そしてしびれた、うん!!
最近の山岳ドキュメンタリー映画は映像重視の傾向がありましたが本作は違います。
3人のクライマーの生き様が描かれてます。
ただ困難に立ち向かい山頂を目指すだけではありません。
トップクライマーの世界ともなると
誰も成功してない山、誰も辿った事のないコース、誰も挑戦した事のない条件で成功する事に意義を見出だすのであって、
既に誰かが成功した道の真似をしたところでそんな事に全く意味がありません。
3人のトップクライマーも誰も成功してないヒマラヤ・メルー中央峰ダイレクトルートに挑戦します。
しかも3人の内の一人、コンラッドは自分の目の前でパートナーの死を経験。
ジミーは雪崩に巻き込まれ130㎞のスピードで600m流されるが奇跡の生還。
レナンは崖を頭から落ち頭蓋骨骨折、死の一歩手前で九死に一生を得る経験。
そんな経験をしてもなお3人は周囲の反対を押切り山に登ります。
大怪我や大病を患うと平凡の有り難さが分かると言いますが彼等は違います。
いや、有り難さを知った上でなお果敢に挑戦します。
リスクを避け安全な道を選び続けても人間必ずいつかは死を向かえます。
安全な道を選べば100年の命が保証されるなんてことはなく、誰だって同じで急に明日事故で生涯を終える事だってあるのです。
ならば彼等のように多少リスクを背負ってでも誰も歩まない道を挑戦するのもまた一つの人生。
成功すればそこには誰も見たことのない景色が拡がってる事を本作は教えてくれます。
ボクも本作を観たら「バースデーケーキ配達便」を必ず成功させるぞと改めて強く思いました

彼等が背負う死というリスクと比べたらボクなんかちっちゃい!ちっちゃい!
二度とない人生、
今この瞬間経験した時間はもう二度と経験出来ませんから、
「バースデーケーキ配達便」
思う存分挑戦させて頂こうと思います、はい

ドキュメンタリー映画って実に面白い!
